源氏物語 (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
あまりにも有名な国民的大長編『源氏物語』。しかし、原文はもとより現代語訳でも、全編を読み通す人は少ないにちがいない。それだけ膨大で、荷の重い作品なのである。本書は、ライフワークとして『源氏』全編の現代語訳を完成させた著者が、入門編として、『源氏』のエッセンスを一冊に凝縮させた本。マンガであらすじくらいは知っている人も、きめこまかな文庫の魅力をぜひ味わっていただきたい。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
円地 文子
1905年~86年。東京都に上田万年の次女として生まれる。日本女子大付属高女中退。1930年に結婚、その後小説を書きはじめる。1954年、女流文学賞を受賞。女性の心理と生理を深く見つめた作品や、古典文学の世界に取材した作品などで知られる。代表作に、『妖』『女坂』『なまみこ物語』『菊慈童』『源氏物語』現代語訳全10巻などがある。1985年、文化勲章受章(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
寂聴 今昔物語 (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
平安朝末期の混沌とした時代に成立した「今ハ昔」で始まる物語。貴族から庶民まで、あらゆる階層、職業の人びとの暮らしぶりや哀歓が、素朴で明快な文体でいきいきと描かれている。一千二百余話から四十五話を選び、その興味尽きない面白さを鮮やかな筆致でよみがえらせ、古典文学の奥深さへといざなう。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
瀬戸内 寂聴
大正11年(1922)、徳島市に生まれる。昭和18年、東京女子大国語専攻部卒。31年、「女子大生・曲愛玲」によって新潮社同人雑誌賞を受賞。36年、「田村俊子」で第一回田村俊子賞、38年、「夏の終り」で第二回女流文学賞、平成4年、『花に問え』で第二十八回谷崎潤一郎賞、平成13年、『場所』で第五十四回野間文芸賞を受賞。昭和48年11月、平泉中尊寺で剃髪。法名寂聴。平成9年、文化功労者となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
桃尻語訳 枕草子〈下〉 (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
驚異の名訳ベストセラー、ついに文庫化!―その下巻は、第百八十七段「風は―」から―第二百九十八段「『本当なの?もうすぐ都から下るの?』って言った男に対して」まで。さらに、「本篇あとがき」と、「別のヴァージョン」一から二十七までを併録。
内容(「MARC」データベースより)
1987年に上巻を世に問い、古典の現代語訳の常識をくつがえしてベストセラーとなった橋本古典学の原点の完結篇。生きた訳文によって、清少納言の描写の細部から平安朝の風俗・歴史まで誰にでもわかる傑作。*
--このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。
新々百人一首〈下〉 (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
王朝和歌に対する当世随一の愛情と批評眼を持つ読み手・丸谷才一が、二十五年の歳月をかけて不朽の秀歌百首を選び、スリリングな解釈を施した現代版「百人一首」。万葉集に始まり室町期の私家集で終わる、紀貫之の春の歌から紫式部の祝福の歌までの百首は、通読すると歌で読む「日本文学史」にもなっている。下巻は、「賀」「哀傷」「旅」「離別」「恋」「雑」「釈教」「神祇」の部を収録。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
丸谷 才一
1925(大正14)年、山形県鶴岡市生れ。東大英文科卒。’67(昭和42)年『笹まくら』で河出文化賞を、’68年『年の残り』で芥川賞を受賞。その後、小説、評論、エッセイ、翻訳と幅広い文筆活動を展開。『たった一人の反乱』(谷崎潤一郎賞)『裏声で歌へ君が代』『後鳥羽院』(読売文学賞)『忠臣蔵とは何か』(野間文芸賞)『輝く日の宮』(泉鏡花文学賞)等、多くの著作がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
現代語訳 義経記 (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
敗者や弱者に同情する庶民の感情を表わす「判官びいき」は、源義経の判官説話のほとんどがその源流となっている本書の原典から来ている。そこでは、連戦連勝する武人としての義経ではなく、波瀾万丈で破天荒な逃亡劇、悲劇的英雄の壮大な流離譚として描かれる。武蔵坊弁慶や佐藤忠信の活躍をはじめ、有名な場面も各所で楽しめる冒険物語の古典。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
高木 卓
1907‐74年。小説家、ドイツ文学者。東京都生まれ。東京大学独文科卒業。戦前に、歴史小説『歌と門の盾』で芥川賞に決定したが、辞退する。そのほかに『遣唐船』『長岡京』などの小説作品があり、『源氏物語』の翻訳も手がけた。東大名誉教授、独協大学教授の独文学者としては著書『ヴァーグナー』や訳書がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
ビギナーズ・クラシックス 蜻蛉日記 (文庫)
出版社/著者からの内容紹介
平安時代の純文学、あの難解な蜻蛉日記が分かる! 感情移入してしまう!
内容(「BOOK」データベースより)
美貌と歌才に恵まれ権門の夫をもちながら、蜻蛉のようにはかない身の上を嘆く藤原道綱母の21年間の日記。鋭く人生を見つめ、夫の愛情に絶望していく心理を繊細に描く。現代語訳を前面に出し、難解な日記をしっかり理解できるよう構成。現代語訳・原文ともに総ルビ付きで朗読にも最適。
雑兵物語・おあむ物語 (文庫)
出版社/著者からの内容紹介
「雑兵物語」は下卒練武の要訣として江戸時代を通じて心ある武人の間に珍重された書,雑兵30名の功名談,失敗談,見聞談等の形式を借りたいわば物語,戦訓である.「おあむ物語」「おきく物語」はいずれも干戈の際城中に在った女性の体験を記した書として興味あるとともに口語史上注目さるべき書.
内容(「BOOK」データベースより)
「雑兵物語」は足軽・草履取りなどいわゆる「雑兵」の功名談をもとにした一種の戦陣訓。関ケ原の合戦、大坂落城の見聞録二編を併収。
古今和歌集 (文庫)
出版社/著者からの内容紹介
紀貫之ら四人に勅撰和歌集作成の命が下ったのは延喜五(九○五)年のことであった.『万葉集』以後長いあいだ,公の席では漢詩文が隆盛を極めていただけに,選者たちの喜びは大きかったに違いない.約十年の歳月をかけ,古今の和歌を精選して成った.作風は万葉風にくらべ理知的・内省的で技巧に富み後世に絶大な影響を与えた.
--このテキストは、
単行本
版に関連付けられています。
内容(「BOOK」データベースより)
紀貫之ら4人に勅撰和歌集作成の命が下ったのは905(延喜5)年のことであった。『万葉集』以後、公けの席での漢詩文隆盛の中で、はじめて「やまとうた」を選ぶ貫之たちの喜びは大きかったに違いない。10年の歳月をかけ古今の和歌を精選して成った。作風は万葉風にくらべ理知的・内省的で技巧に富み、後世に絶大な影響を与えた。
ビギナーズ・クラシックス 古事記 (文庫)
出版社/著者からの内容紹介
神代から推古天皇の時代まで。身近な古典、ビギナーズ・クラシックス完結!
内容(「BOOK」データベースより)
神々の時代から推古天皇の時代までを雄大に語り、わが国の歴史を説き起こした最古の書を、こなれた現代語訳と原文で楽しむ本。参考情報やビジュアルも豊富で、内容をしっかり把握できる構成。現代語訳と原文は総ルビ付きで朗読にも最適。
万治絵入本 伊曾保物語 (文庫)
出版社/著者からの内容紹介
1593年の天草本『イソポのハプラス』で初めて日本に紹介されたイソップは,江戸初期以来,各種の『伊曾保物語』の出版により広く日本中に普及した.誰もが親しんだ『イソップ寓話集』を,江戸時代の人々と同様に,やさしい文語体の古文で読み,浮世絵師描くところの挿絵とともに味わう1冊.付録の『絵入教訓近道』など豊富な資料を集め,日本における多様なイソップ受容をたどることができる.
内容(「BOOK」データベースより)
「イソップ寓話集」は、江戸初期以来、各種の木版本『伊曾保物語』の出版により広く日本にも普及した。「イソップ寓話集」を、江戸時代の人々と同様にやさしい文語文で読み、浮世絵師描くところの挿絵とともに味わう一冊。付録の『絵入教訓近道』など豊富な資料を集め、日本における多様なイソップ受容をたどることができる。