百人一首の秘密―驚異の歌織物 (単行本)
内容(「BOOK」データベースより)
百人一首は、タテ一〇首・ヨコ一〇首の方形のわくのなかに、百首をある特殊な順序で配列することによって、上下左右に隣り合うすべての歌どうしがなんらかの共通語=合せ言葉によって全部ぴったり結ばれあうという、まことに奇抜な構造をもっている。著者は本書において、歌織物=「言葉合せのジグソー・パズル」を解読し、同時に、なぜ定家がかくまで辛苦を払って至難の歌織物をつくったのか、定家をそこまで駈り立てた動機はなんだったのかという定家の心情、内面の問題についても解明した。
内容(「MARC」データベースより)
百人一首を歌織物=「言葉合せのジグソー・パズル」と定義して解釈し、定家がなぜこの至難の歌織物をつくったのか、そこまで駆り立てた動機はなんだったのかという心情・内面の問題についても解明を試みる。81年刊の新装版。
女人蛇体―偏愛の江戸怪談史 (単行本)
出版社/著者からの内容紹介
嫉妬の焔で蛇となった女宿業か悲恋か恐ろしくも哀れな男と女の怪談を探る
嫉妬に燃える女は蛇となって逃げる男に追いすがる起源から様式化へ、仏教が説く因縁話から悲恋物語へと変貌する“蛇体と化した女たち”の怪談奇談の系譜を考察する。
内容(「BOOK」データベースより)
恋ゆえに憎しみの淵に沈む女が蛇体に変身―。幻想文芸に花開く「女が蛇になる物語」はどのように生まれ、物語の世界へと変貌していったのだろうか。古代・中世の仏教説話にみえた女人が蛇に変身する表象は、やがて近世の小説・演劇のなかで様式化されながら、怪異な恋物語へと創り変えられていく。好色と怪異の絶妙なコラボレーション。その足跡を追い求め、江戸怪談が描き出した、一途な執念が生む“恋の魔境”へと読者を誘う。
物語による日本の歴史 (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
国の始まりを説く国引き・国作り・国生みの物語。山や川に宿る神々たちの物語。国を讃え家族を想う万葉の歌。王朝時代の伝奇的あるいは絢爛たる物語。時代時代の想像力が描き出す日本の姿。古事記・風土記から源氏・竹取・平家物語まで、古典文学の中に生きる英雄や庶民の活動を読むことで歴史が浮かび上がる。若き日の網野善彦氏が編集担当した名著。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
石母田 正
1912年札幌生まれ。東京帝国大学国史学科卒業。法政大学教授を経て、同大名誉教授。1986年没
武者小路 穣
1921年奈良生まれ。東京大学国史学科卒業。明星学園高校教諭、和光大学教授を歴任。歴史家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
古事記注釈 (第4巻) (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
古事記は遠い古代から私たちになにを語っているのか。古事記を構成するひとつひとつの言葉を分析し、本文の文脈に即して意味を確定する全注釈。本居宣長『古事記伝』以来の解釈について、国文学はもとより、民俗学、人類学、神話学等の視点、知見を導入して根本から問い直し、ひとつの世界としてその全体像を明らかにする。西郷古典研究の最高到達点であり、古事記研究の金字塔。第四巻は「天孫降臨」「天孫降臨(続)」「海神の宮」を収録。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
西郷 信綱
1916年、大分県生まれ。東大文学部卒。日本の古代文学研究の泰斗。歴史学、人類学などの成果をとり入れた広い視野で、国文学研究に新しい面を切り拓き、多くの問題を提起した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
古事記注釈〈第6巻〉 (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
古事記は遠い古代から私たちになにを語っているのか。古事記を構成するひとつひとつの言葉を分析し、本文の文脈に即して意味を確定する全注釈。本居宣長『古事記伝』以来の解釈について、国文学はもとより、民俗学、人類学、神話学等の視点、知見を導入して根本から問い直し、ひとつの世界としてその全体像を明らかにする。西郷古典研究の最高到達点であり、古事記研究の金字塔。第六巻には「景行天皇」から「応神天皇」までを収録。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
西郷 信綱
1916年、大分県生まれ。東大文学部卒。日本の古代文学研究の泰斗。歴史学、人類学などの成果をとり入れた広い視野で、国文学研究に新しい面を切り拓き、多くの問題を提起した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
新々百人一首〈上〉 (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
王朝和歌の絢爛たる世界が蘇る!藤原定家の「小倉百人一首」、源義尚の「新百人一首」に続き、丸谷才一が新たに編んだ「新々百人一首」。定家と義尚が選んだ二百人を敬遠せず、かつ両人の取った二百首との重複は避けて厳選した百首と、それに付された滋味溢れる長短繁簡とりどりの注釈は、王朝和歌の楽しみを存分に与えてくれる。上巻は、「春」「夏」「秋」「冬」の部を収録。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
丸谷 才一
1925(大正14)年、山形県鶴岡市生れ。東大英文科卒。’67(昭和42)年『笹まくら』で河出文化賞を、’68年『年の残り』で芥川賞を受賞。その後、小説、評論、エッセイ、翻訳と幅広い文筆活動を展開。『たった一人の反乱』(谷崎潤一郎賞)『裏声で歌へ君が代』『後鳥羽院』(読売文学賞)『忠臣蔵とは何か』(野間文芸賞)『輝く日の宮』(泉鏡花文学賞)等、多くの著作がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
カラダで感じる源氏物語 (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
『源氏物語』はエロ本である。どんなにエロティックか、そしていかに現代的であるかをあますところなく暴きだす、気鋭の古典エッセイストの『源氏物語』論。「病気好き」「ブス好き」「コンプレックス」だらけの男たち、「ストレス過多」で、「拒食症」で、その中で自己を見出していく女たち。当時の時代背景、経済事情まで解説し、さらにオナニーにも使えると喝破する。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
大塚 ひかり
1961年神奈川県生まれ。古典エッセイスト。早稲田大学で日本史学を専攻。出版社勤務を経て88年にデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
源氏物語〈9〉 (単行本)
出版社/著者からの内容紹介
薄幸のヒロインがたどる流浪と波瀾の運命。
瀬戸内寂聴の名訳で贈る大ヒット話題作 待望の新装版、巻九刊行
京の邸に迎えられ匂宮の子を宿した中の君は、亡き大君の面影を求める薫の横恋慕に悩み、異母妹・浮舟を勧める。今上帝の女二の宮と結婚しながら心満たされない薫は、匂宮に迫られ身を隠した浮舟のもとを訪れ、宇治へと連れ去ってしまう。新ヒロイン浮舟の登場で「宇治十帖」はいよいよ佳境へ。
内容(「BOOK」データベースより)
京の邸に迎えられ匂宮の子を宿した中の君は、亡き大君の面影を求める薫の横恋慕に悩み、異母妹・浮舟を勧める。今上帝の女二の宮と結婚しながら心満たされない薫は、匂宮に迫られ身を隠した浮舟のもとを訪れ、宇治へと連れ去ってしまう。新ヒロイン浮舟の登場で「宇治十帖」はいよいよ佳境へ。
源氏物語〈巻1〉 (単行本)
出版社/著者からの内容紹介
最高のラブストーリー
瀬戸内寂聴の名訳で贈る大ヒット話題作が手にとりやすい新装版で登場!
丁寧な仕事。情熱的な仕事。柔らかな感情と澄んだ技術による仕事。無論私はそれらに圧倒されもするのだが、あら、いちばん大切なのはおもしろいかどうかよ、という愉しそうな寂聴さんの声が、きこえるようだ。――江國香織氏
千年前から、人は恋に生きてきた。かなわぬ恋、一途な恋、はかない恋、危険な恋、今も変わらぬあらゆる恋の哀歓を、寂聴氏は深い愛の言葉で僕たちに伝えてくれる。すべての恋する人たちに読んでほしい名作。――辻仁成氏
内容(「MARC」データベースより)
最高のラブストーリー「源氏物語」。日本最古の恋愛小説の名作を、誰もが読める美しい日本語で現代語訳した瀬戸内寂聴訳「源氏物語」。96年刊のものを、手にとりやすい新装版で贈る。
現代語訳 古事記 (文庫)
出版社/著者からの内容紹介
日本人なら誰もが知っている古典中の古典「古事記」を、実際に読んだ読者は少ない。名訳としても名高く、もっとも分かりやすい現代語訳として親しまれてきた名著をさらに読みやすい形で文庫化した決定版。
内容(「BOOK」データベースより)
天地開闢から始まり、日本がいかに誕生して、神々や皇室の祖先がいかに活躍し、今の地名がどんな由来で名づけられたかなどを物語るわが国で現存する最古の典籍を、最も分かりやすい現代語訳で全訳した名著。